《同好会の活動内容の縮小案》
すきちかもど天文同好会創立当初の目的は「掩蔽などの情報交換の出来る会」で
した。会員が日本全国に散らばっているため、合同の観測会などは計画できず、観
測はすべて個人ベースという事で承諾してもらっていました。そのため同好会とし
ての活動は不定期の会報の発行と年1回の総会(親睦会)だけでした。その後度々
の会員募集で会員が増えると、多少の観測会が開催できるようになりました。会報
も定期発行とし活動の充実を図ってきました。
不十分ながら同好会として活動できる可能性の幅が広がったことにより、今まで
様々な企画や試みをしてきましたが、今一つ成果のあがったものは少ないように思
えます。そのためにさらに問題が増え、その問題により人間関係にまで悪影響を及
ぼす事もありました。
非常に消極的な考えで申し訳ないのですが、会の活動を会報の発行と総会のみに
限定すればこのような問題は起こらないであろうし、運営も非常に楽なものとなり
ます。会として観測会や観望会、勉強会、例会などは一切行わないのです。前にも
話した通り、観測はその専門的な会、観望会や勉強会、例会は地元の会に入会して
もらった方が、よりたくさんの機会に恵まれるでしょう。
一度大きくなった会の活動を縮小するのは、会員の理解と協力を得ないと難しい
と思います。また、会報の発行だけとなりますから、会費を減額します。しかし、
ここで一番の問題は、そうなった後の同好会の目的と会の存在意義でしょう。単に
天文に興味を持っている全国の会員のゆるい繋がりでしかなくなります。入会しよ
うとしている人にとっては魅力のない会になってしまうかもしれません。でも、入
会時に活動内容に承諾をもらったうえで入会を認めますから、その後に会の活動の
ことでの問題は皆無でしょう。