すきちかもど宇宙星探求隊の

活動、運営、会則、などの総合的な改革案。
1996.10.27.


 今現在、私が個人的に思っている同好会のさまざまな改革案です。私の意見には
「会長といえども一会員の意見でしかない。」とか、「鈴木氏が会長という役につ
いている以上、会長の権限で〜〜細心の注意を払って〜。」などいろいろ言われる
のですが、この改革案はあくまで私個人的な、一会員としての提案です。また、皆
さんとの意見交換により今後の考えが変わる事もあります。




1、役員の権限を絶対的なものにする。

 役員には報酬というものがありません。そんな中で自分の利益のためにその仕事
をする人はいないでしょう。みんな会のため、会員みんなの為にその役割をします。
また、総会において少なくても過半数の信任を得て就任している訳ですから、それ
なりの信用を得ている人が選ばれているのです。この時点で十分民主主義的なもの
は満たされているはずです。さらに、万が一のことを考えて、解任(リコール)の
規定まであるのです。
 また、役員はその信用、信頼に応えるために誠意や良心を持ってその役割をこな
します。

 今、だんだんと役員の権限というものが無くなりつつあります。理事会の権限も
同じです。すべて事前に全会員の意見を聞いた上で、その賛同が必要になります。
たとえ運営上のやむを得ない決定であっても、全会員の賛同が必要になります。
 理事会の議案にしろ、何にしろいちいち全会員の意見を集めていたら、何のため
の役員なのでしょうか。私は同好会の諸問題の早い処理、審議を望むために代議的
要素のある理事会を創設しました。事前に全会員の意見を集めて、理事会を開催し、
その後総会を開くなら、いっそのこと最初から総会を開いた方が良いのではないか
と思います。そうなると役員の必要性が無くなってきますね。編集係りと事務係り
くらいで良いのではないでしょうか。理事を置く必要性は全くないですね。役員の
存在理由はなんでしょうか。

 みんなに選ばれた、みんなのために仕事をしている人に反対を唱える人がいます。
説明不足か結局信用されていないのか、そう考えると「ならてめえが会長やれ。」
という気持ちになり”やる気”が失せます。
(確かにやる気が失せるような事も、なんだこの野郎と思う事もあるのは事実で、
また人間である以上、多少は感情的になるのは仕方の無い事として皆さんの理解を
得られればと思います。そして役員である以上、会員の方からの様々な意見、常識
の範囲内での批判などは多少は我慢しなければならないことなのでしょう。反対の
意見を言う人に納得し理解を求められるような資料なり情報の提示をできる体制に
していれば良いのですね。)

 役員には解任という歯止めがある以上、もっと絶対的な権限が与えられるよう要
望します。



2、除名処分にするための規定見直し。

 現在の会則において会員を除名できる時は、会費の滞納時と会の名誉を毀損した
行為があった際に理事会の議決によってのみです。理事会の議決によってのみとい
うのはそれで良いと思います。問題はどういう時に除名にするかです。
 #会費を1年以上滞納した場合。
 #入会時に虚偽の申告をした場合。
 #同好会の運営を妨害した場合。
 #同好会の名誉を毀損した場合。
 #会則に違反し、改善の見込みのない場合。
 #故意に同好会の雰囲気を乱すような行為があった場合。
 #公序良俗に反する行為があった場合。
 #他の会員又は第三者を誹謗中傷する行為があった場合。
 今後、以上の項目に増やす事を提案します。これは、どれも同好会の活動を円滑
に進めて行くのに必要であると思います。
 今回の某氏の発言は、みんなに選ばれたみんなの為にやっている役員への公然の
批判、不信頼でありそれこそ許されるものではないと思います。そんなに役員のこ
とを信頼していないのなら、ぜひ来年の総会で会長に立候補して欲しいものです。
 まあ、ある程度までは、役員への公然の批判、不信頼は許されるでしょう。ただ、
あからさまな不信頼は不快感を感じざるを得ません。しかし、今回の個人攻撃的な
発言部分は許されるものではないという考えは変わらずです。



3、同好会の活動内容の縮小案。

 すきちかもど天文同好会創立当初の目的は「掩蔽などの情報交換の出来る会」で
した。会員が日本全国に散らばっているため、合同の観測会などは計画できず、観
測はすべて個人ベースという事で承諾してもらっていました。そのため同好会とし
ての活動は不定期の会報の発行と年1回の総会(親睦会)だけでした。その後度々
の会員募集で会員が増えると、多少の観測会が開催できるようになりました。会報
も定期発行とし活動の充実を図ってきました。

 不十分ながら同好会として活動できる可能性の幅が広がったことにより、今まで
様々な企画や試みをしてきましたが、今一つ成果のあがったものは少ないように思
えます。そのためにさらに問題が増え、その問題により人間関係にまで悪影響を及
ぼす事もありました。

 非常に消極的な考えで申し訳ないのですが、会の活動を会報の発行と総会のみに
限定すればこのような問題は起こらないであろうし、運営も非常に楽なものとなり
ます。会として観測会や観望会、勉強会、例会などは一切行わないのです。前にも
話した通り、観測はその専門的な会、観望会や勉強会、例会は地元の会に入会して
もらった方が、よりたくさんの機会に恵まれるでしょう。

 一度大きくなった会の活動を縮小するのは、会員の理解と協力を得ないと難しい
と思います。また、会報の発行だけとなりますから、会費を減額します。しかし、
ここで一番の問題は、そうなった後の同好会の目的と会の存在意義でしょう。単に
天文に興味を持っている全国の会員のゆるい繋がりでしかなくなります。入会しよ
うとしている人にとっては魅力のない会になってしまうかもしれません。でも、入
会時に活動内容に承諾をもらったうえで入会を認めますから、その後に会の活動の
ことでの問題は皆無でしょう。



4、常任理事を選任する。

 会を作った人の当初の目的を達成するため、また後から入会した人にそれを変え
られる事が無いように任期のない解任することができない理事を設けるのはどうで
しょうか。これには鈴木氏が常に同好会の運営に口出し出来るようにするものだと
反発する人もいるでしょう。しかし、以前話したように同好会の乗っ取りが可能で
ある今の制度をそのままにしておく方がよっぽどおかしいと思います。



 <番外>今後の役員の発言の制限を提案します。

 今回これだけ個人の立場でと言っていて言うのも恐縮ですが、今回の騒動では「私
個人の考えは言えるが、役員の立場としては発言を控える。」という趣旨の発言が目
立ちました。これは私にはどうも発言者が、責任が取れないので言えないという一種
の責任回避による発言としか思えません。役員はたとえその発言がオフレコであって
も個人的なものであっても、自分の発言に対していかなる時にも責任を取る覚悟でな
いとだめだと思います。この「私個人の考えであって、うんぬん」は責任逃れの道を
作っているようにしか見えません。

 また、役員がみんな個人的な考えばかり公表していると、当然役員同士での意見の
食い違いが会員の前に明らかになります。これではごく一般の会員に会の運営部に対
して不信感及び危機感を持つのは当然の事と言えるでしょう。こういう時にこそ役員
内部でのみ徹底的な議論の末、理事会なら理事会としての統一見解というものを公表
するべきでしょう。役員は理事会の議決なり統一見解が出るまでは、その問題に対し
て個人的また役員としての区別なくコメントを控えるように要望します。

 今回の提案はいまさら隠す必要もないと思いますので(ほとんどの会員が何かしら
知っていると思うので)役員の個人的な意見をぶちまけて良いと思います。ここまで
きたら、徹底的にあらいざらい膿を出してしまいましょう。よってこの提案は今すぐ
実行しようというものではありません。



<番外>新同好会設立。

 何かと問題の多い今の同好会を一度解散して、新しい同好会を作った方がすっき
りしていいんじゃないかとも思います。今度の総会で解散すると同時にその意志の
ある人は新同好会の設立を公表し、会員を募集します。解散するにも新しい会を作
るにも直接会って話し合いができるのですからこんな機会は他にはないでしょう。
結局そのなかで今の会の問題点を解決した会ができれば、良いのです。
 これも会員の理解と協力がないとだめですが、会がそこで全く終わりではなく、
そこから再スタートするんだと思ってもらえれば、理解が得やすいと思います。そ
のため、新しい会について事前になんらかの構想は練っておく必要があります。

 当然、幽霊会員や会を辞めたがっていた人、新しい会の目的や、レベル、地域、
活動内容などにより、今の会のメンバーがまるまる新同好会に移行するとは限りま
せん。それが、最大のリスクではありますが、それぞれ共通の目的、レベル、地域
となれば、その後の活動は当然スムーズなものになるでしょう。

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